この記事は、

• 子連れのファミリー
• 妊婦さん

向けに、

• 妊婦さんが楽しめるスポット
• キッズが楽しめるスポット
• ファミリーが楽しめるスポット

であるかどうかの視点から、

宮島歴史民俗資料館

をレビューしています。

なお、この記事を含む【ちびっ子と一緒にシリーズ】の評価軸や評価方法は「キッズ遊びスポットのレビュー方法と評価基準」をご参照ください。

宮島歴史民俗資料館の基本情報

宮島桟橋から徒歩20分と遠い

宮島歴史民俗資料館へのアクセスは、宮島桟橋から徒歩20分です。

直接向かうと20分ですが、観光を順当に行けば、恐らく先に厳島神社を観光している方も多いと思いますので、そうするとかなり長い距離を歩きますので、子連れには少し遠い距離かもしれませんね。

小学生以上のお子様なら徒歩でも行けそうですが、小学生以下のお子様は難しいでしょう。

小さなお子様がいるご家庭の場合、ベビーカーを利用するか、宮島の交通機関である「メイプルライナー」を使うのがお勧めです。

「メイプルライナー」はルート上はどこでも乗り降り自由ですので、厳島神社で降りて観光してから、宮島歴史民俗資料館に来ても良いでしょうし、そのまま資料館に直接来る場合は、すぐ近くの大願寺で降りてそこから徒歩で向かうのが良いでしょう。

ちなみに、「メイプルライナー」は大人300円で小人（6～12歳）150円で利用することが出来ますよ。

育児関連施設は期待しない方が良いでしょう

宮島歴史民俗資料館には、多目的トイレがあります。

トイレの中にベビーキープやおむつ替えシートがあって、施設自体は古民家風ですが、トイレは綺麗で清潔感がありますよ。

授乳室はありませんので、注意が必要です。

授乳したい場合は、厳島神社まで徒歩5分ですので、そちらまで戻ることになりそうです。

ただ、厳島神社にある授乳スペースは公共トイレのような場所の一角にあり、冷暖房も完備されていません。このエリアには授乳する場所が少ないので、宮島表参道商店街を通ってくるルートで来るのであれば、「TOTOおもてなしトイレ」の授乳室を利用してから来るのが良いでしょう。

綺麗なトレイなので子連れや妊婦さんも安心

トイレは宮島歴史民俗資料館の中に一つあります。多目的トイレもあります。

綺麗なトイレですので、子連れや妊婦さんでも落ち着いて使用できそうです。

ベビーキープやおむつ替えシートもありますので、安心ですね。

道幅は比較的狭いため子連れや妊婦さんが歩くには少し大変かもしれない

宮島歴史民俗資料館は、館内に重要な展示物や、趣のある池などがあり、風情があり歴史を感じられる素晴らしい場所ですが、中の道幅は比較的狭く、子連れで歩くには少し大変かもしれません。

小さなお子様の場合は、ベビーカーも入れませんので、抱っこか手をつないで歩くことになりそうです。

特に注意していただきたいのが、展示物はショーケースに入っていないものもあり、小さなお子様が一瞬目を離した時に触ってしまうということもあるかもしれません。手をつないで触らないように注意が必要です。

大人はもちろん楽しめますが、子供たちがより深く楽しむなら小学生以上のお子様と行くと良いかもしれませんね。

石畳のある土蔵をそのまま保存し展示物としている場所もあり、壺、釜、桶など触れる位置に置いてありますので、子供たちも動きが制限される場面が多く、小さなお子様がいるご家庭にとっては難易度高めだと言えるでしょう。

休憩できる場所を活用して気分転換を

宮島歴史民俗資料館は、宮島に来たらここで必ず休憩するという方もいるほど、少し学んで一休みするのはぴったりの場所かもしれません。

すぐ近くの厳島神社とは違い、静かで観光客の方も落ち着いていて、靴を脱いでゆっくり館内を見れるので、ゆったりとした時間を過ごせそうです。

また畳の部屋からは池のある日本庭園を眺めることができ、池の中の鯉に餌やりをすることも可能です。

鯉に餌やりなど普段できない体験をして、子どもたちも楽しんで、ちょっとした気分転換になりそうですね。

ベビーカーで入ることはできない

宮島歴史民俗資料館は靴を脱いで上がる場所も多く、ベビーカーで入ることはできません。

ベビーカーは受付に置いておくのが良いですね。

そこまで広い場所ではないので、小さなお子様の場合は抱っこ紐か、歩き始めたばかりのお子様は歩きと抱っこの両方で大丈夫でしょう。

妊婦さんはゆっくり楽しめます

妊婦さんが利用する際には、ゆっくり楽しめるでしょう。

館内は思ったより広く、展示物も多く見ごたえがあります。

靴を脱いで上がったお座敷には静かで綺麗な庭園も見え、ゆっくりとした時間を過ごすことができるでしょう。

また、連休観光シーズンともなると、宮島は多くの人で賑わいますが、館内は人も落ち着いていて、妊婦さんにはぴったりです。

トイレも綺麗で館内にありますので、問題点楽しむことができるでしょう。

ただ、靴を脱いだりする場面があったり、途中段差がある場所もありますので、足元には注意が必要です。

子供たちの体力消費はあまり期待できません

宮島歴史民俗資料館は入口の見た目よりも広く、見ごたえもありますが、子供たちの体力消費は期待できないでしょう。

歴史的な展示物をゆっくり見て回ったり、お座敷で休憩するような場所ですので、大人は楽しめますが、子供たちにとっては少し退屈な時もあるかもしれませんね。

ですが、宮島の伝統工芸品や歴史、平清盛のことなど深く知れる貴重な場所ですので、小学生以上のお子様となら、昔の道具なども展示してありますので、当時の生活を想像しながら学ぶのも良いでしょう。

小さなお子様の場合は、鯉の餌やりや、お座敷での休憩がてら歴史を学びに行くのも楽しいかもしれませんね。

宮島歴史民俗資料館だけでいえば、体力消費は期待できませんが、資料館に来るまでに順当に観光していれば、恐らく隣の厳島神社を見たり、宮島表参道商店街を通って来ていると思いますので、子供たちも相当へとへとになってきている頃です。

少し落ち着いて観光するには、宮島歴史民俗資料館はとても良い場所と言えるでしょう。

お財布へは優しいです

宮島歴史民俗資料館は、入館料が大人300円、高校生170円、小中学生以下無料とお値段はとてもリーズナブルです。

これだけ安くて、展示館が4つあり、代表民家や保存民家なども見ることができるのでとてもお得ですね。

展示物の情報量も多く、宮島の歴史をじっくり味わうには素晴らしい価格だと思います。

宮島にはほとんどの方が徒歩で観光されると思いますが、駐車場はありません。駐車場代は掛かりませんが、宮島口からは少し距離があるため、宮島口のフェリー乗り場から宮島歴史民俗資料館に直接来る場合、「メイプルライナー」を利用される方も多いと思います。その場合は運賃も大人300円で小人（6～12歳）150円追加で掛かりますので、覚えておきましょう。

宮島歴史民俗資料館は、厳島神社からの賑わいから少し休みたいという理由で利用されるのもアリだと思いますので、親子連れでぜひ利用してみてください。

まとめ：宮島歴史民俗資料館の評価

宮島歴史民俗資料館は、トイレやおむつ替えシートはありますが、授乳室はありませんので注意が必要です。

また、ベビーカーも資料館の中には持って入れませんので、受付で預かってもらいましょう。

宮島の歴史や平清盛のことを学びつつ、たくさん動き回ることもない上に、お座敷や日本庭園などもあり休憩することも可能ですので、妊婦さんにはぴったりですね。

小さなお子様にとっては、展示物に触りたくなったり、動きが制限される場所でもありますので途中ぐずったりしないか注意が必要です。

宮島というと、世界遺産の厳島神社や宮島のメインストリートである宮島表参道商店街に注目しがちですが、宮島歴史民俗資料館は歴史をゆっくり学べる貴重な場所もありますので、宮島に行った際はぜひ資料館を訪れて、子供たちと歴史について学び楽しい時間を過ごせると良いですね。