ちびっ子と一緒に!箱根ロープウェイ【子連れのお出かけ・キッズ遊び・妊婦楽しめるスポットレビュー】【神奈川】
- 箱根ロープウェイの基本情報
- 箱根エリアは乗り物の宝庫!なかでも魅力的な循環式のロープウェイ
- ベビーカーでもそのまま乗れて主要駅には授乳施設も
- 運が良ければ富士山や相模湾の眺望も楽しめる
- 大涌谷自然研究路は7年ぶりに規制解除も散策は予約制
- 意外な穴場「姥子駅」~レストランは桃源台が便利
- 車でアクセスする場合はハイシーズンの混雑には注意
- 公共交通機関でアクセスする場合はケーブルカーが一番の難所
- 「箱根フリーパス」「海賊船・ロープウェイ乗り放題パス」を活用しよう
- 終了時間は夏でも早いので要注意!
- まとめ:箱根ロープウェイの総合評価
- 山の中の観光地「箱根」において一番ベビーカーフレンドリー
- ロープウェイエリアは箱根観光のメイン!お財布には厳しい
- 情報を集めて時間に余裕を持って移動しよう
ちびっ子と一緒に!箱根ロープウェイ【子連れのお出かけ・キッズ遊び・妊婦楽しめるスポットレビュー】【神奈川】
この記事は、
- 子連れのファミリー
- 妊婦さん
向けに、
- 妊婦さんが楽しめるスポット
- キッズが楽しめるスポット
- ファミリーが楽しめるスポット
であるかどうかの視点から、
箱根ロープウェイ
をレビューしています。
なお、この記事を含む【ちびっ子と一緒にシリーズ】の評価軸や評価方法は「キッズ遊びスポットのレビュー方法と評価基準」をご参照ください。
箱根ロープウェイの基本情報
箱根エリアは乗り物の宝庫!なかでも魅力的な循環式のロープウェイ
箱根へ向かう道程やエリア内での移動手段には、「ロマンスカー」「登山鉄道」「ケーブルカー」「ロープウェイ」「海賊船(観光船)」と、乗り物好きにはたまらないたくさんの魅力的な交通手段が揃っています。なかでも早雲山駅から桃源台駅までを運行する全長約4kmの「箱根ロープウェイ」は、乗り物好きのちびっ子なら必ず乗りたがるものの1つ。
ロープウェイの型式は大きく分けて2種類ありますが、箱根ロープウェイは循環式です。観覧車と同じように「小さなゴンドラがいくつも連なって次々とやってくる」タイプで、18人乗りのゴンドラ(※コロナ対策中は12名定員で運行)が1分おきにやってきます。自分が乗るのは何色になるかな?などと想像しながら待つのも楽しみの一つです。
ベビーカーでもそのまま乗れて主要駅には授乳施設も
箱根ロープウェイは各駅ともバリアフリー化されていて、ベビーカーや車椅子でもそのままゴンドラに乗り込めます。ちびっ子連れだけでなく、足が不自由になったおじいちゃんおばあちゃんと一緒の家族旅行でも、とても利用しやすい乗り物です。
全路線を通して乗る場合は途中の大涌谷駅で一度乗り換える必要があり、その点は少し不便ですが、そこで必ずトイレや休憩に寄れると考えると長すぎるよりは安心とも言えます。各駅間の所要時間はそれぞれ15分程度です。主要な駅には子どもと安心して使える綺麗なトイレ、オムツ替えスペースだけでなく、個別に利用できる授乳室も完備されています。
運が良ければ富士山や相模湾の眺望も楽しめる
ロープウェイといえば楽しみなのは眺望。早雲山駅から大涌谷駅へと向かう路線では、出発時に相模湾を遠くに見下ろしながらだんだん高く登っていき、箱根外輪山を超えると、突然荒涼とした大涌谷の景色が足下に広がります。2015年の噴火以前の箱根を知っている人は、かなりびっくりする光景です。
大涌谷駅で乗り換えると、今度は四季折々の森の様子を眺めることができます。運が良ければ富士山が見えますし、山の自然を堪能しつつ、美しい湖に向かって降りていくという景色が楽しめます。
大涌谷自然研究路は7年ぶりに規制解除も散策は予約制
大涌谷駅で途中下車して観光する場合、小学生くらいのお子さんとならば、2022年3月より7年ぶりに規制解除になった自然研究路に行ってみるとよいでしょう。1日4回、各30名定員、ヘルメットを被ってガイドさんと共に歩く40分ほどのコースで、オンラインで事前予約が必要です。火山活動をしている山道のハイキングですので、小さいお子さんや妊婦さんにはあまりお勧めできません。
意外な穴場「姥子駅」~レストランは桃源台が便利
大涌谷から桃源台への通過駅といった雰囲気の姥子駅ですが、ここには初代と2代目の搬機(ロープウェイのゴンドラ)が展示されていて、乗り物好きなら途中下車してみたい駅です。
天気が良ければ富士山が綺麗に見える場所でもあります。
桃源台駅は、食事施設や土産物屋が充実。食事ができる施設は大涌谷駅にもありますが、桃源台の方が子どもと気兼ねなく入れるのではないかと思います。洋食メニューが多く、子ども椅子も多めに用意されており、芦ノ湖や海賊船が見えるのも楽しめるポイントです。セルフサービス形式なので席確保が少し大変ですが、十分な広さがあるので、それほど長時間待つことは少ないでしょう。
車でアクセスする場合はハイシーズンの混雑には注意
箱根ロープウェイへ車で訪れる場合、各駅にある駐車場が利用できます。
芦ノ湖畔にある桃源台駅は、海賊船乗り場もありバス利用にも便利な立地ですが駐車台数は少なめです。無料駐車場は駅から少し離れており18台のみ、有料駐車場は駅から近いものの1回1000円、こちらも40台と多くはありません。
早雲山駅には無料の駐車場が105台分あり、駅舎施設も新しく、ロープウェイに乗りたいちびっ子連れにはこちらの利用が便利でしょう。見晴らしが楽しめる無料の足湯施設もあります。ケーブルカーの駅でもあるので、戻ってくる時間にも少し余裕が見込めます。
大涌谷駅にも駐車場がありますが有料で、1回530円です。天候などの条件により閉鎖される場合もあり、終了時間も16:20と早いので注意が必要です。
姥子駅にも90台の無料駐車場があり、こちらは17時までです。
ロープウェイ近辺の道は狭く、駐車場はハイシーズンには停めるだけで1時間以上待つこともあるので、余裕を持って行動しましょう。
公共交通機関でアクセスする場合はケーブルカーが一番の難所
公共交通機関で箱根ロープウェイへ向かう場合、箱根湯本駅から登山電車、さらに強羅駅からケーブルカーに乗って早雲山駅というのが一般的なコースです。しかし、このルートはかなりの時間がかかります。乗り物好きな男の子でも、小さいうちはロープウェイに到着する前に飽きてしまうかもしれません。
特にケーブルカーは本数が少なく、長蛇の列を我慢して待った挙句に乗車後も激しい混雑という場合もあり、実際ずっと大泣きしている子も見かけました。また、ケーブルカーの車内は階段状なので、ベビーカーや妊婦さんには厳しい環境です。
思い切って箱根湯本駅や御殿場駅から「箱根登山バス」を使って直接桃源台駅まで行ってしまう方が、時間的にも気持ち的にもラクかもしれません。ただし、山道ですので乗り物酔いにはご注意を。
「箱根フリーパス」「海賊船・ロープウェイ乗り放題パス」を活用しよう
箱根ロープウェイは全線を往復すると大人2800円、子どもは往復850円です。特別感があるとは言え、箱根には他にも乗り物がたくさんあり、いろいろ回るとかなり手痛い出費ですね。
1泊で箱根を訪れるなら、2日間いろいろな乗り物に乗り放題で優待割引も各所で受けられる「箱根フリーパス」がお得です。大人料金は2日有効で5000円、特に子ども料金は1000円とかなり割安。小田原駅からの箱根登山バスや三島方面にも使えるので、とても便利です。
1日だけの場合、または車移動がメインの場合は、「海賊船・ロープウェイ乗り放題パス」だと大人料金4000円、子ども料金は980円と、フリーパスより少し安くなります。
終了時間は夏でも早いので要注意!
箱根ロープウェイの運行時間は平日9:00〜16:15、土休日9:00〜17:00です(※2022年9月現在)。また、ロープウェイは風の影響を受けやすいので、悪天候によって突然その日の運行が中止になることもあり得ます。渋滞や乗り継ぎの混雑により目的の時間内にたどり着けない場合もあります。
どうしても目的地に間に合わなくなりそうな時のために、バスの乗り継ぎや時刻表、タクシーでの移動手段も調べておくと安心です。スマホアプリ「GO」が使えるタクシーも走っています。
まとめ:箱根ロープウェイの総合評価
山の中の観光地「箱根」において一番ベビーカーフレンドリー
箱根ロープウェイは、駅舎もバリアフリー、ゴンドラには車椅子やベビーカーでもそのまま乗り込める、意外にも箱根でいちばん子連れ・家族連れに優しい乗り物です。空からの景色の特別感は大人も子どもも楽しめて、必ず座って移動できるのも嬉しいポイントです。主要駅ごとに使いやすいトイレや授乳施設があるので、妊婦さんや小さいお子さんにも安心ですね。
ロープウェイエリアは箱根観光のメイン!お財布には厳しい
ロープウェイで巡るエリアは箱根観光のメインルートのひとつ。早雲山駅のcu-mo、大涌谷駅の自然探求路や黒たまご、桃源台では海賊船にも乗り換えができ、人気アニメ・エヴァンゲリオンとコラボしたグッズや寄せ木細工などの魅力的なお土産もあります。年齢と興味によっていろんな楽しみ方ができるからこそ、大人にとっても子どもにとっても誘惑が多いので、お財布の中身には余裕を持っておきたいところ。移動の費用はフリーパスがお得です。
情報を集めて時間に余裕を持って移動しよう
見どころいっぱい、楽しみも満載の箱根。そのため、大型連休や夏休みなどのハイシーズンには、車では大渋滞、公共交通機関では長い待ち時間が予想され、まだ小さいキッズたちはそれだけで疲れてしまうかも。でも、混雑するのも納得の楽しさや、魅力があるのも事実。
「混まない日を狙う」「時間に余裕を持って計画を立てる」「どうしても混んでしまった時に気を紛らわせるグッズを持参する」などの工夫で乗り切り、楽しく箱根を満喫しましょう。
箱根の情報はインターネットの検索だとかなり古いものも出てきてしまうので、最新の情報は「箱根ナビ」が確実で便利です。