この記事は、

• 子連れのファミリー
• 妊婦さん

向けに、

• 妊婦さんが楽しめるスポット
• キッズが楽しめるスポット
• ファミリーが楽しめるスポット

であるかどうかの視点から、

箱根園をレビューしています。

なお、この記事を含む【ちびっ子と一緒にシリーズ】の評価軸や評価方法は「キッズ遊びスポットのレビュー方法と評価基準」をご参照ください。

箱根園はプリンスグランドリゾート箱根内にあるレジャー施設です。

園内に水族館や動物園を併設していて、芦ノ湖のほとりに位置しているので、遊覧船やモーターボート体験もできる大型観光スポットになっています。

施設内にホテル、レジャー施設、レストランが揃うので移動せずに楽しめるのが子連れに嬉しい施設です。

箱根園の基本情報

• 住所: 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
• 開園日: 情報が見つかりませんでした
• 面積: 約80,000平方メートル
• 交通アクセス:
  • 電車: 東海道新幹線「小田原駅」から伊豆箱根バスで約1時間20分、小田急ロマンスカー「箱根湯本駅」から伊豆箱根バスで約1時間5分
  • 車: 東名高速道路厚木ICから小田原厚木道路経由で約52km、東名高速道路御殿場ICから乙女峠経由で約24km
• 公式ウェブサイト: 箱根園公式サイト
• 駐車場: あり（乗用車312台、1日1,000円）
• 開園時間: 各施設により異なりますが、一般的に9:00〜17:00（季節により変動あり）
• 閉園日: 無休（各施設により異なる場合があります）

箱根園へのアクセスは電車か車で！駐車場も完備で便利

子連れで訪れるなら、車でのアクセスがおすすめです。

電車やバスでも行くことはできますが、駅からの乗車時間が長くなります。

バス利用の場合は、最寄りの箱根湯本駅から1時間5分です。

施設内に、プリンスホテルや竜宮殿（宿泊施設）を併設しているので、宿泊プランで楽しむと子連れでもゆったり過ごすことができます。

312台を停められる駐車場があり、駐車料金は1日1000円です。

子育て関連施設は最低限揃う

園内中央にある、箱根園ショッピングプラザの2Fに授乳室があります。

ついたてとカーテンで仕切られたスペースに2人がけソファ1台、1人用の椅子1席の設置です。

その他におむつ替えシートとおむつ用のゴミが用意されています。

授乳室に鍵がないので少し不安ですが、2Fフロアは人通りも少ないので利用するのに問題はありませんでした。

その他にも施設内には、おむつ替えシートが3カ所（プリンスパン工房近く、水族館内、ななかまど）に設置されています。

また、園内は広いのでベビーカーでもストレスなく移動可能です。

入り口から各エリアに続く、中央の通路はアーケードがあるので、小雨程度の雨であれば移動も問題ないでしょう。

ふわふわキッズランド

ショッピングプラザの2F（授乳室と同じフロア）には、大きなボールプールのあるふわふわキッズランドがあります。

利用料金は20分300円です。

コンパクトなサイズ感なので、主に小学生以下の乳幼児を対象にしたゾーンです。

ちなみに、わが家は、上の子が小学校の低学年のときの利用でしたが、まだまだ楽しめました。

3歳以上であれば、子どもだけで利用できるので、その間に大人は見守りながら少し休憩、という使い方もできます。

駒ケ岳に登る場合は抱っこ紐が安心

施設内には、駒ケ岳の山頂まで登ることができる「箱根 駒ヶ岳ロープウェー」があります。

頂上には天気が良いと富士山が美しく見えるスポットがあり、絶景を楽しむことができます。

ただ、わが家の子どもたちは、山頂よりも7分間のロープウェーでの空中散歩が楽しかったようです。

ロープウェーはベビーカーでも乗車が可能とのことで、わが家はベビーカーを畳んで乗車しました。

しかしロープウェー内は狭く、ゴンドラは100人乗りですが、長期休暇となるとかなり混雑します。山頂には階段しかない場所も多数ありました。（夫がベビーカーを持って移動しましたが、1人では大変だと感じました。）

片道7分で、観光程度の散策であればさほど道の傾斜もない場所なので、乳幼児連れは抱っこ紐の利用をおすすめします。

頂上には4つの広場があり、ロープウェーを降りてすぐのお土産屋さんでシャボン玉が販売されていました。

ちょっと風が強いですが、子どもたちはシャボン玉が山々に飛んでいく様子を見て、何度も楽しんでいました。

服装には注意

どの地域から向かうかにもよりますが、箱根園のある場所は標高が高いので、思ったよりも寒く感じました。

わが家は東京から向かい、箱根湯本周辺も散策しましたが、距離は離れていないにも関わらず箱根湯本より箱根園の方が肌寒かったです。

子連れの場合は特に、風をしのげるウィンドブレーカーなど、夏場でも1枚羽織るものがあった方が安心です。

また、時期によっては道路に雪が残っていることもあります。

早朝に車で向かう場合、気温が低いと路面凍結などの可能性もあるので、事前の天気予報のチェックは忘れずに行うことをおすすめします。

子連れにおすすめしたい水族館

子どもと一緒に箱根園に行くなら、ぜひ訪れて欲しいのが水族館です。

コンパクトな水族館なので、子連れでゆっくりまわっても1時間ほどで1周できます。

CMでお馴染みの、温泉に入るアザラシくんにもここで出会えます。

水族館の入館には、大人1500円、子どもは4歳以上から700円の利用料金がかかります。

館内のふれあいどうぶつランドも一緒に楽しむ場合はペアチケットがお得です。

人気のアザラシくんのショーは、1日2回（11時/13時）の開催。

普段見ることのできない、アザラシの食事風景を楽しめるユニークなショーになっています。

他にも各水槽エリアで、魚たちの小さなショーが開催されているので、ショーの時間に合わせて回ると、子どもも飽きることなく楽しめるはずです。

動物と触れ合えるどうぶつランド

「箱根園どうぶつランドだっこして！ZOO！」は、動物との触れ合いを楽しめる施設です。

入場料は大人1000円、水族館とは違い2歳以上から800円かかります。

動物園と呼ぶにはかなり小規模ですが、その分間近で動物を観察したり、エサやり体験をしたりできます。

施設内には、うさぎやネコなどの小動物を抱っこすることができるゾーンもあります。

大型動物はいませんが、夏休みなどの長期休暇には広場でポニーの乗馬体験ができるエリアが登場するとのことでした。

どうぶつランドを楽しむためには、エサのカップ（300円）の購入がおすすめです。

わが家は動物を飼っていないので最初はかなり恐る恐るでしたが、数種類の動物にえさやりを楽しむことができ、貴重な体験となりました。

ただ動物を抱っこすると、どうしても汚れや匂いが気になります。

どうぶつランドを訪れる際は、汚れても良い服装でのお出かけが安心です。（出口に、動物の毛を落とせるようにコロコロが設置されていました。）

また、日によって動物たちには休憩時間（各1時間ほど）が設定されています。

入館前に確認できるので、お目当ての動物の活動時間に合わせて訪れると良いでしょう。

雪の降る季節は雪遊びも！

毎年、雪の降る12月から2月頃までは、雪遊びも楽しめます。

レンタルウェアやシューズ、そり（2時間900円）も借りられるので、スキーウェア等を持っていなくても安心です。

また、箱根園のゲレンデには、天候に関係なく1日25トンの雪を作れる造雪機が設置されているそうで、いつでも最高のコンディションで雪遊びができる仕組みになっています。

ゲレンデには、お砂場セットの用意もあり、子どもたちはお城を作ったり大きな雪だるまを作ったりと、思う存分雪遊びを楽しむことができます。

箱根園・総合レビュー

各施設にお金がかかるのでコスパはいまいち

箱根園自体に入るのは無料ですが、水族館やどうぶつランドを楽しむためには入場料が必要です。

いくつかの施設を楽しむとなると、家族分のチケット代が意外とかさみます。

事前にテーマパークと同じくらいの予算がかかることを覚悟して訪れた方が良いでしょう。

宿泊で訪れると思いっきり楽しめる

隣接するプリンスホテルに宿泊した際に訪れると割引などのサービスがあるので、施設を存分に楽しむことができます。

箱根園全体で1つの村のようになっていて、レストランもあるので、移動せずに散策できるのが子連れには嬉しい施設です。

箱根で子どもが楽しめる施設は少ない

箱根旅行は温泉などがメインの大人目線のプランになりがちです。

そんな中で、子どもが楽しめるのは、箱根園と彫刻の森美術館（ネットの森）くらいなので幼い子どもがいる家族にはありがたい施設だと感じました。