この記事は、

• 子連れのファミリー
• 妊婦さん

向けに、

• 妊婦さんが楽しめるスポット
• キッズが楽しめるスポット
• ファミリーが楽しめるスポット

であるかどうかの視点から、

金沢21世紀美術館

をレビューしています。

なお、この記事を含む【ちびっ子と一緒にシリーズ】の評価軸や評価方法は「キッズ遊びスポットのレビュー方法と評価基準」をご参照ください。

金沢21世紀美術館の基本情報

金沢21世紀美術館へは公共機関でも自家用車でもアクセス抜群

金沢21世紀美術館は、石川県金沢市にある観光名所としても有名な美術館です。

アクセスは、公共機関でも自家用車でもスムーズに向かうことができますよ。

公共機関の場合、金沢駅から路線バスで兼六園口（東口）3番、7番乗り場よりバスにて約10分「広坂・21世紀美術館」にて下車してすぐ目の前にあります。

まちバスを利用する場合は、路線バスより料金が安いですが、乗車時間が10分長く、土日・祝日のみで金沢駅バスターミナル東口5番乗り場から約20分「金沢21世紀美術館・兼六園（真弓坂口）」にて下車します。

城下町周遊バスはまちバスと違い、土日以外も運行していますが、JR金沢駅バスターミナル東口6番乗り場から約20分かかるので、バスで行くなら路線バスかまちバスがおすすめです。

小さいお子様もいてバスが難しい場合は、駅から車で10分と近いのでタクシーを利用しても良いかもしれませんね。

自家用車の場合は、北陸自動車道から金沢西ＩＣか金沢東ＩＣから車で20分と道も分かりやすく好立地にありますので、迷うことは無さそうです。

また、駐車場が地下にあり、319台停めることができます。雨の日でも安心してお出かけできますよ。

育児関連設備は授乳室と託児所を完備

育児関連施設は、授乳室と託児室があります。授乳は一か所ですが、有料エリア外の場所にありますので、中を観なくても気軽に授乳室だけを利用することができます。

隣が託児付きのキッズルームなので、そちらのスタッフに声を掛ければミルクのお湯を入れてくれますよ。

天井が吹き抜けになっていて、キッズルームの子供たちの声が賑やかなので、授乳の際に子供がぐずったり、授乳室はあってもベビーベットが無いため、おむつ替えは他の多目的トイレで行う必要がありますので、その点は注意が必要です。

託児室は、キッズスタジオ横にあり、小さなお子様がいてもゆっくり美術鑑賞ができるように、1時間以上30分制で予約をすれば利用することができます。

対象年齢は3か月以上未就学児までで、料金が平日1歳未満が1時間600円、1歳以上は500円。土日祝日は1歳未満が800円で1歳以上が700円と気軽に利用することができるので、美術館だと子連れにはハードルが高いと思われがちですが、子供を預けてゆっくり鑑賞することもできるので、親子連れにお勧めです。

トイレの数と場所

トイレは館内5カ所（ミュージアムショップ前［広坂口付近］、地下入口付近、市民ギャラリー付近、展覧会ゾーン内2カ所）にあり、数も多いので、トイレに困ることは無さそうです。館内のトイレはどこも清潔感があって綺麗ですよ。

多目的トイレは館内２カ所（ミュージアムショップ前［広坂口付近］…ベビーシート設置・オストメイト対応、地下入口付近…ベビーシート設置）にあります。

授乳室にはおむつ替えをするベビーベットが無いため、おむつ替えの際はこの多目的トイレを利用すると良いでしょう。

こども向けキッズスタジオ

金沢21世紀美術館には、こども向けにキッズスタジオがあります。親子や子供同士で気軽に立ち寄って遊べる空間なので、託児所に入るには大きいお子様で、美術館だけでは退屈してしまいそうな子供達でも、遊びながら美術について学ぶことができますよ。

土日祝日は年齢制限無く、子供から大人まで自由入場でき、平日の火曜から金曜は親子向け情報休憩スペースとして未就学児とその保護者向けに自由入場できますので、子供が主体となった作品制作や、展覧会、ワークショップなど開催しているので、親子で立ち寄ってみるのも良いかもしれませんね。

小さなお子様連れにはベビーカーでの移動がお勧め

金沢21世紀美術館は広く、小さなお子様がいる場合はずっと抱っこしているのも大変ですので、ベビーカーの利用がお勧めです。

ベビーカーは館内3カ所（総合案内、市役所口、地下入口）に設置されていますので、当日ベビーカーを持ってきていなくても気軽に借りることができますよ。

館内も道は広く、段差もほとんど無いためベビーカーでも問題なく進むことができます。

ただ、繁忙期などは観光客で混雑している場合もありますので、貸し出しのベビーカーを利用したい場合は早めに向かった方が良さそうです。

妊婦さんにもお勧め

金沢21世紀美術館はとても綺麗で、素敵な場所ですが、少し広いので妊婦さんは休憩を多く取りながら移動するのが良いでしょう。

館内は至るところにベンチやソファがありますので、体調が悪くなったらそちらで休憩できますよ。長時間ゆっくり休憩したい場合は、館内にカフェレストランがあり、ビュッフェ式のランチやスイーツなども楽しめますので、洗練されたお洒落な空間でゆっくり過ごすのも良いかもしれませんね。

親子連れでカフェレストランを利用したい場合は、少し通路が狭く、ベビーカーを中に持っていくのは難しいのでその点は注意が必要です。

道は平坦で歩きやすく、エレベーターもあり、ゆったりとした時間を過ごせるので妊婦さんにもお勧めの場所ですよ。

子供たちの体力消費は期待できません

金沢21世紀美術館内は、とても広く隅々までゆっくり見ていると大人でも少し疲れますが、元気いっぱいの子供達にとっては少し退屈かもしれませんね。

キッズスタジオも広さが限られていますので、体力消費には難しいと言えます。そんな走り回りたい子供達には、晴れた日限定ですが、美術館の外で遊ぶのがお勧めです。

美術館の外には芝生の上にアート作品が多く展示してあり、そちらは見たり触ったり自由に楽しむことができます。子供が内部に入って遊ぶように設計されたデザインも多くあり、階段を上ったり下りたり、ミラーの球体の中に入ってみたり、アート作品を肌で感じることができますので、大人も子供も楽しむことができますよ。

外のエリアは無料になっているので、晴れた日には芝生でお弁当を食べたり、アート作品で遊んだりする子も多くいますので、写真スポットとしても楽しめますので親子連れには特にお勧めです。

お財布へは少し厳しいです

金沢21世紀美術館では、外で遊べるアート作品や休憩スペースなど一部無料のエリアもありますが、金沢21世紀美術館のシンボルとも言える有名な作品「スイミング・プール」などは有料エリアにありますので、そちらを鑑賞したい場合は、入館料が必要です。

展覧会の会場の入り口ごとに入館料が必要で、例えば二つ展覧会を行っていて両方鑑賞する場合、片方は一般料金1200円もう片方の会場は一般料金450円といったようにそれぞれ料金が発生します。

こどもの料金は会場によりますが、無料かもしくは掛かっても400円程度です。大人に比べるとリーズナブルですが、自家用車で来た場合の駐車場代金や、家族分の入館料などを考えると、小さなこどもがいる場合、そんなに長時間滞在もできないので少し割高かもしれませんね。

土日祝日は入館料を払うのに長蛇の列になったり、待ち時間も長くなることがありますので、子供が待ち時間にぐずったりすることも考えて、親子連れの場合は、先にＷＥＢチケットの購入をするのがお勧めですよ。

まとめ：金沢21世紀美術館の評価

金沢21世紀美術館は、金沢でも有名な観光名所であり、子供向けにもイベントを多く行っている家族みんなで楽しめる場所です。

小さなお子様がいる場合は特に美術館というと敬遠されがちですが、授乳室や託児所、キッズスタジオも完備していますので、親子で楽しむことができますよ。

妊婦さんも、通路に椅子やソファがあるなど他の美術館よりも休憩スペースが遥かに多い印象なので、安心して利用できそうです。

料金は一部無料エリアもありますが、展覧会を全て鑑賞したい場合は少し割高かもしれませんね。ただ、日々忙しい中で子供を託児所に預けてゆっくり美術を鑑賞できるので、そういったメリットは大きいでしょう。

小学生以上のお子様でも、子供と一緒にアート作品に触れられる魅力的な展示物も多くありますので、大人とは違う子供の感覚をアート作品を通じて肌で感じてもらえるのではないでしょうか。

金沢21世紀美術は親子連れでも十分に楽しめますので、まだ行ったことのない方はぜひ足を運んでみてください。